ソフロロジー式分娩法

Sophrologie

ソフロロジー式分娩法

麻酔を使わない減痛分娩ソフロロジー式分娩法は、西洋医学の治療法「自律訓練法」ヨガ、禅などを基にした、マインドフルネスのような宗教色のない心身のリラックス法でお産の不安をとりさり、痛みを和らげる分娩法です。
ソフロロジーのお産なら産まれる直前でも笑顔で会話ができる余裕があります。助産師がリードしますので、最後まで安心してお産にのぞめます。

ソフロロジー法の歴史

▲左からエリザベット・ラウル女史、ルビオ博士、当院長

ソフロロジーは、20世紀中頃スペインの精神科医 アルフォンス カイセドー博士が 哲学の「現象的還元」を基に 西洋医学の心理療法「自立訓練法」に「ヨガ」や「禅」などを組み合わせて考案した、宗教色の無い心身のリラックス法です。
これを分娩に取り入れることを カイセドー博士の助手を勤め、ソフロロジー法の確立に貢献したスペインの精神神経科医 ジョルディ.ルビオ.イ.カルネ博士が着想しました。
そしてフランスの産婦人科医 ジャンヌ.クレフ博士がルビオ博士と共に助産師を養成し、パリのノートルダム・ド・ボン・スクール病院で実践し、心身をリラックスさせて痛みと不安をなくす分娩法としてヨーロッパに広めました。

この分娩法を松永 昭博士が日本に持ち帰り 更に効果を高めることに成功し麻酔を使わない減痛分娩「日本ソフロロジー式分娩法」を誕生させました。

現在、第2代ソフロロジー法研究会会長として(2006年~)当院院長が就任し現在も更に、諸外国に広めて行っております。

※ソフロロジーのお産なら生まれる直前でも笑顔で会話できる余裕を持てます。助産師がリードしますので、最後まで安心してお産にのぞめます。

ソフロロジー式分娩法とは

呼吸法、イメージトレーニング、エクササイズ、音楽療法を取り入れた、ソフロロジー式分娩法は、出産の痛みを減らし恐怖をなくす、 宗教色の全くない分娩法です。
妊娠中から胎児の存在を意識し、出産を輝きに満ちた瞬間になるとイメージし、陣痛の持つネガティブな感情を、陣痛を乗り切るエネルギーへと切り替えて行きます。
ソフロロジーのために作曲された音楽、心地よく刻むテンポ、流れるようなメロディーの上にソフロロジーの言葉、テルプノスロゴス(優しい言葉)を載せたCDを聴きながら簡単なイメージトレーニングを行います。

また、分娩時の緊張を解くために、短時間でできるヨガのスタイルで行うただゆっくりと息を吐くだけの簡単な複式呼吸のエクササイズも行います。

赤ちゃんと共に妊娠期間を過ごし、一緒に出産という大事業を乗り切ったというポジティブな出産体験は赤ちゃんへの愛おしさにつながってゆき、スムースな育児のスタートへと移行して行きます。
ソフロロジー式分娩法は分娩法となっておりますが、分娩をゴールとするのでなく、妊娠という限られた期間に、産後も赤ちゃんと良好な親子関係を築いて行けるようにという見方に立った分娩法です。
赤ちゃんへの愛情は元々備わったものだけでなく、自身で育ててゆくことが最も重要だとの観点に立っております。

ソフロロジー式分娩法は減痛分娩とも、超痛分娩とも言われておりますが、実際に出産をなさると、練習してきたイメージトレーニングが 絶叫したりパニックにならずいかに効果的であるかが実感できます。

ソフロロジーのお産の優れた効果

  • 陣痛の痛みが少なくなる。
  • 陣痛が恐くなくなる。
  • お産中はリラックスでき、スムーズにお産が進みます。
  • 疲労の少ないお産なので、産後元気ですぐに動ける。
  • 赤ちゃんへの愛情が深まり、育児に前向きになれる。
  • …などがあげられます。まずソフロロジーのお産をご覧ください。
ソフロロジー出産の秘密

▲当院長著作

当院で分娩予約をなさった方には お産の進行やソフロロジーをわかりやすく映像にしたDVDリーフレットもご覧いただけます。

一般的なお産では陣痛に対してネガティブなイメージを持つ方が多く、不安や恐怖でパニックになって叫ぶ人やお産が長引いてぐったりする人も少なくありません。ところがソフロロジーでは、意識的に息を吐く呼吸法に気持ちを集中させ、体に余分な力を入れないので、激しく消耗することがありません。この違いはお産に対する心の持ち方の違いにあります。ソフロロジーでは「陣痛は痛いけど、赤ちゃんが誕生するために必要な痛み」と受け止めて前向きにお産に臨む事ができるのです。

 

心理的・身体的ストレスを受けると、人の尿中にはストレス物質のバイオピリンという物質が増加します。 最近の研究で、一般的なお産、麻酔による無痛分娩、ソフロロジー出産の計237例について陣痛前と分娩後のママのストレスを比較したところ、 ソフロロジー出産は無痛分娩よりもバイオピリン値が低い事が判明。ソフロロジーにストレス緩和効果があることが科学的にも実証されています。

 

音楽療法、イメージトレーニング、呼吸法、エクササイズを取り入れた、ソフロロジー式分娩法は、妊娠中より胎児への愛情をイメージしながら育むことによって、「母性の醸成」を確立していきます。
はぐくまれた母性を分娩にむかって、陣痛を乗り切るエネルギーへと切り替えていき、無意識下に潜在している生む力を引き出していきます。

まず、優しい癒しのこもった音楽を流すことで、深いリラクゼーションを誘導し、無意識からのメッセージを引き出す、音楽療法を取り入れたイメージトレーニングを行ないます(ソフロロジーの為に作曲されたオリジナルの曲を使っています)。
また、分娩時に緊張することから起こる不安をなくし、リラックスするために、ヨガのスタイルで行う、腹式呼吸(ただゆっくりと吐くだけの簡単なものです)を行います。そして、出産に備えての簡単なエクササイズを行います。
ソフロロジーのイメージトレーニングは、分娩をゴールとせずに、母性を育み、分娩がひとつの通過点であるとの見方の上に立っています。赤ちゃんを思う気持ちを自分の中で育てていき、同時に無意識の中に存在する母性を引き出してゆきます。
ソフロロジー式分娩は減痛分娩,超痛分娩とも言われていますが、実際の分娩では、練習してきたイメージトレーニングがいかに効果的であるかに驚かされることでしょう。

ソフロロジーで妊娠期間中にすること

  • 「簡単なイメージトレーニング」ソフロロジーのお産のために作ったCDをただ寝る前に聴くだけでOK
  • 「息を吐くだけのエクササイズ」お産になった時に効果を発揮する、短時間でできるヨガのスタイルでする複式呼吸のエクササイズ

母親学級・両親学級


当院では、安心して良いお産ができるように、母親学級としてソフロロジー法講座を行っております。
院長が中心となり妊婦さんにわかりやすくソフロロジー式分娩法の講義・ご説明をいたしております。
院長によるソフロロジー講義のほか、助産師によるお産の進行の説明がございます。
安心して出産を迎えられるよう、当院でご出産された方の"ソフロロジー式分娩の様子"をビデオでご覧いただきます。実際に、入院中の先輩ママに講義会場まで来て頂き、体験談をお話ししていただきます。
お産や赤ちゃんへのイメージがつかめたところで、トレーニングに移ります。CDを聞きながらのイメージトレーニングは陣痛への不安を取り除きます。意識的に筋肉を緩め、リラックスすることにより赤ちゃんに酸素を届けることができ、陣痛を赤ちゃんとの最初の共同作業と捉えることができるようになります。
イメージトレーニングで、痛みへの考え方を変えましょう。
難しい事は何もありません。安心してお受け下さい。
当院ではソフロロジー分娩で、お産の満足と達成感、育児に向けた自信を得、更に進歩した麻酔技術による硬膜外無痛分娩でより痛みの少ないお産を実現する、ソフロロジー法と麻酔無痛分娩を融合した「オーク式無痛分娩」を行っており以下その優位点を挙げております。

オーク式無痛分娩の長所(ソフロロジー分娩×無痛分娩)

通常の無痛分娩は、 「お産が始まる」 としっかり確認できるまでは麻酔は実施できず、初期の陣痛の段階での痛みへの対応はできません。
ソフロロジー分娩法はごく初期の陣痛に対処できる分娩法です。
初期の陣痛から痛みに対応できるソフロロジー法の利点を生かして、当院では院長の理念である、「産婦さん皆様の痛みを最大限取り去る」ための無痛分娩を行なっております。
ソフロロジー式分娩と麻酔無痛分娩の組み合わせで、通常の無痛分娩より更に質の高い無痛分娩が可能となりましたが、それだけではなく、ソフロロジー式分娩と麻酔無痛分娩と組み合わせで得られる優れた点を以下に上げます。

ソフロロジー×無痛分娩の長所

ソフロロジー法と麻酔を使う無痛分娩では痛みをブロックする系統が違います。別々の系統で痛みに対処するので大きな相乗効果が得られます。

  • お産初期の効果

    一般の無痛分娩では対応しないお産の始めの陣痛の痛みから痛みを緩和します。

  • お産進行時の効果

    お産進行中の不安感を抑えることができます。

  • 出産時

    呼吸法によって、会陰の裂傷が少なくすみます。

  • 赤ちゃん

    健康状態良好なピンク色の元気な赤ちゃんとして生まれてきます。

  • 産後

    無痛分娩のネガティブなイメージをソフロロジー法は払拭し、母性への自信が持てます。

  • 母乳育児

    体力温存の効果により、産後すぐから母乳育児の開始ができます。

お産初期の効果 ~分娩初期の陣痛への対応~

現在無痛分娩はまだ一般的に良く認知されていない為 お産の始めから全く痛くないと思っていらっしゃる方が沢山いらっしゃいます。 無痛分娩の麻酔は陣痛がある程度あると確認されてからでないと始められません。つまり始めは陣痛があり痛いのです。
この始めの痛みにはソフロロジー法でのイメージトレーニング、呼吸法が有効に効きます。
ソフロロジー法の呼吸法による痛みの減少、イメージトレーニングによる恐怖心の除去は無痛分娩にはない分娩初期の痛みに対処する優位性です。 ソフロロジーの呼吸法は「簡単に吐くだけ」というものではありません。分娩中は習熟した助産師が誘導して行います。 イメージトレーニングも同じに、誰でもが簡単に取り入れてできるのではなくフロロジーの講座を受けて理解して頂いてから行って頂きます。

お産進行時の効果 ~分娩進行中時の安心感、効果~

無痛分娩を行っていても起こりうる、薬が効かない時 又効いていても効かなくなったら恐いなどと痛みへの不安感はあります。
イメージトレーニングで陣痛への考え方がポジティブにな っているので不安感を抑えられます。
ソフロロジーのイメージトレーニングにより、分娩を赤ちゃんとの共同作業と認識自分自身の陣痛の痛みにのみ集中せずにいられ、分娩を前向きに進められます。
ソフロロジー式分娩の呼吸法により怒責による呼吸とならず、ゆっくり児が膣から娩出するため会陰の裂傷が少なく済みます。
無痛分娩による痛みによる解放にプラスして、ソフロロジー法での呼吸法 イメージトレーニングなどの効果により、産婦さんは分娩中でも身体を弛緩させて過ごせますので、血液の循環が良く、赤ちゃんはお母さんから十分な酸素をもらっているので健康状態良好なピンク色の元気な赤ちゃんとして生まれてきます。

産後

周囲の親の世代などが持っている、陣痛が無いのは自然に反する、母性に影響するのではないか、自己中心的ではないか、などの無痛分娩のネガティブなイメージから受けた罪悪感を自信に変えます。
ソフロロジー法では「出産は赤ちゃんとの共同作業」ととらえてイメージしますから、大変な出産を赤ちゃんと二人で乗り切れたとの感慨、達成感がネガティブなイメージを超越し払拭します。
自信を持って赤ちゃんと向き合えます。
妊娠中から培った母性の醸成から赤ちゃんへの愛情をすぐ実感できます。これにより産後の母児関係を構築するためのキーとも言う、母乳育児にとっても極めて重要な通過点『始めて赤ちゃんとお母さんが対面する瞬間』 であるポイントを多幸感に満ちた時間として実感することができます。その後の良好な育児へと円滑につなげて行けます。

母性醸成、育児への優位性

無痛分娩を選択された方が持つ自身の母性への心配、育児への不安についてソフロロジーは有効です。妊娠中に醸成された赤ちゃんへの愛情 母性により育児に抵抗感を持たずにスムーズに入れます。
イメージトレーニングから得られる『物事をポジティブに受け止め対処して行く精神力』が大変で困難も多い育児を前向きにこなして行ける力となってくれます。
ソフロロジー法は陣痛の痛みを減らすだけが利点だけでなく、母性の醸成という本題を有していますから、無痛による体力消耗の減少と相まってお母さんが産後すぐに元気になり、気持ちも前向きに赤ちゃんのお世話ができます。

母乳育児 ~分娩初期の陣痛への対応~

体力の温存は無痛分娩、ソフロロジー分娩ともが持つ利点ですから、母乳育児にも産後すぐから入れ、加えてソフロロジーの母性によって母乳育児を持続するエネルギーも培っておりますので完全母乳の道も開かれます。
「ソフロロジーとのコラボレーションで行う、当院の無痛分娩」にご興味がある方は、初診時にご希望される旨をおっしゃって下さい。
※料金は¥88,000~です。(個人差があります)