オーククリニックフォーミズ病院は、千葉県松戸市にある産婦人科です。【外来:産科外来・婦人科外来・婦人成人病外来・更年期外来/入院:産科・婦人科】

婦人科その他の手術治療 子宮筋腫・その他 イメージ

子宮筋腫・その他

「子宮筋腫」、その他の主な婦人科の病気の症状と、その治療・手術についてご説明します。

主な症状と治療・手術について

子宮筋腫

子宮筋腫は子宮にできる平滑筋細胞で形成される良性腫瘍で40歳以上の女性では2-3割に子宮筋腫があるといわれています。また、子宮肉腫(平滑筋肉腫、癌肉腫など)は悪性腫瘍で、これが子宮筋腫と間違われることがありますが良性の子宮筋腫から肉腫に変化することはありません。
子宮筋腫はできる場所により症状が異なります。できる場所によりそれぞれ、表面にできるショウ膜下筋腫、筋層内にできる筋層内筋腫、粘膜面にできる粘膜下筋腫があります。粘膜に近いほど症状が強く、症状としては過多月経、月経困難症、不正出血、不妊症、流早産などがあります。
診断は内診、超音波検査、MRI、CT検査などで腫瘤を認めます。子宮筋腫は良性腫瘍なので必ずしも治療しなければならないものではありません。治療するかどうかは筋腫の大きさと症状によって決まります。また、年齢、妊娠の希望の有無、合併症の有無などにより、治療法も異なります。
当院では筋腫のこぶだけを摘出する筋腫核出術か、子宮全体を摘出する、子宮全摘出術を行っています。麻酔は全身麻酔で手術時間も60分ぐらいです。

子宮脱、子宮下垂

腹圧を頻回にかける生活やお産などが要因となり、また年齢とともに骨盤底の筋肉群や支持組織の脆弱化することによって子宮が骨盤内から膣内へ、下がってくる状態を子宮下垂と呼び、子宮の一部が膣外へ脱出する状態を子宮脱と呼びます。子宮だけでなく、膣の前壁からは膀胱が、膣の後壁からは直腸が、同時に下垂、脱出することがあります。
自覚症状としては子宮が脱出することによる違和感、出血、尿失禁、頻尿、残尿感などがあります。治療法にはペッサリーというリングを膣内に挿入する保存的治療法と手術療法があります。当院ではリング挿入、手術療法どちらも可能です。手術としては膣式単純子宮全摘出術+前後膣壁形成術をおこないます。全身麻酔で手術時間は90分以内です。

異所性妊娠(子宮外妊娠)

正常な妊娠では子宮の中のしかるべきところへ受精卵が着床しますが、それ以外の場所に受精卵が着床してしまうのが子宮外妊娠です。子宮外妊娠によって腹膣内に大出血を起こすと重篤な状態になります。
当院では早期に発見し、手術を行うようにしております。

子宮内膜症

子宮内膜症は子宮内膜以外に子宮内膜組織が異所性に増殖した病態で、子宮筋層内、子宮表面、卵巣、腹膜表面、腸管表面などに発生します。また、子宮筋腫と合併してみられることも少なくありません。
月経時には正常子宮内膜と同様に剥離出血しますのでさまざまな症状をきたします。月経困難症、過多月経、不妊症、排便痛、性交時痛、慢性骨盤痛などです。内診時に硬結として触れたり、内診や超音波検査にて子宮壁の腫大(子宮腺筋症)や卵巣の腫大(チョコレートのう腫)として認められたりします。
腫瘍マーカーCA125,CA19-9なども上昇することがあり、補助診断として有用です。
子宮内膜症は不妊の大きな原因でもあり、また、妊娠すると内膜症は軽快するので不妊の治療を優先するよう指導することが重要です。治療としては鎮痛剤、ホルモン療法(ピル、偽閉経療法)、手術療法(原則として子宮筋腫と同様の手術法)などがあります。